「モノづくり」スローガン
自動車シートづくりは、自動車部品製造の中で最も人の手を必要とする「労働集約型」の仕事です。設備はミシンのみ、主に人の手から生み出される仕事であるからこそ、よく考える・工夫する「人の知恵」が重要。明るく活気にあふれる現場に従業員の知恵が集まり、高い品質の製品が生み出されています。今後も「人の知恵」を従業員の成長と会社の発展につなげて参ります。
会長挨拶
1971年、自動車産業が盛んな三重県鈴鹿市で創業した東海トリム。以来、四輪自動車用座席シートを中心に、裁断から縫製までを一貫して手がけ、自動車シートメーカーとして着実な成長を続けてきました。その基本は、人の手によるモノづくり。座席シートの縫製は、数ある自動車部品において唯一、自動化できない工程です。それはまさに、モノづくりの原点。そのため、当社では「よく考えて仕事をする」をモットーに、より高品質な製品づくりのために何ができるか、何をしなければならないかを、社員一人ひとりがよく考え、業務の見直しと改善をフレキシブルに行っています。そうして地道に培ってきた技術が積み重なり、大手自動車メーカー各社からの厚い信頼につながっているのです。
現在では、鈴鹿、埼玉、山形の国内各工場のほか、中国、ベトナム、タイにも生産拠点を拡大。各拠点で技術の水平展開を行い、国内外のどの拠点でも同レベルの高い技術力と生産量を実現するに至っています。それにより万が一の自然災害時などにも、安定した製品供給が可能です。また近年は「各拠点が営業本部である」という認識のもと、「発注したくなる現場づくり」にも注力。施設・設備の充実、場内の整理整頓、従業員一人ひとりの働く姿勢などが魅力的に映り、各工場がショールームのように当社の高品質なモノづくりをアピールできる。そんな生産現場づくりを今後はさらに進め、変化の激しい自動車業界での存在感を示していきたいと考えています。